🇯🇵 日本の建築学科

世界トップ20の東大を筆頭に、費用は海外の1/10 — 比較の基準として

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この国のポイント
東大はQS建築 世界17位 — UCL・MIT・Cornellと同じ土俵で戦える教育水準。 学費は国立で年約54万円と海外の1/10以下。奨学金なしでも通える唯一の選択肢。
⚠️ 学部4年+大学院2年(計6年)が建築家への標準ルート。ポートフォリオではなく学力試験で入る。

主要校リスト — 特徴・要件・資金 統合版

海外ページと同じ6列構成。日本は財団奨学金が不要(学費が海外の1/10)なので、「💰資金実現性」は年間学費そのものです。ポートフォリオ欄は入試方式(IB入試の可否)に置き換えています。

順位
QS世界・日本
大学
所在地・区分
特徴・校風入試方式・IB入試💰 資金実現性(年間学費)リンク
1
QS 17・日1位
東京大学
東京・国立
日本の建築教育の最高峰。丹下健三・隈研吾ら輩出。⚠️ 進学選択(2年次)で建築学科へ=入学後に行けない可能性もある❌ IB専用入試なし — 国内一条校のIB生は一般選抜(共通テスト+2次)が基本◎ 約53.6万円(国立6年間で約350万円=米国の1年分以下)学科
募集
2
QS 38・日2位
Science Tokyo(旧東工大)
東京・国立
技術×デザイン。篠原一男・坂本一成の系譜。少人数で設計教育が濃い一般選抜が基本(IB選抜の有無は最新要項で確認)◎ 約63.6万円学科
募集
3
QS 51〜100目安・日3位圏
京都大学
京都・国立
歴史・理論に強い自由な学風。京都という都市がテキスト❌ IB専用入試なし — 一般選抜(共通テスト+2次)が基本◎ 約53.6万円学科
募集
4
QS 51〜100目安・私立1位
早稲田大学
東京・私立
私立建築の名門。設計スタジオ・OBネットワークが強力。建築学科として日本最大級△ 早稲田建築AO(創成入試)— IB専用ではないがIB生も出願可・ドローイング試験あり。IBの探究活動が自己アピールで活きる○ 約177万円学科
募集
5
ランク外
東京藝術大学
東京・国立
アート寄りの建築教育。定員約15名の超少数精鋭。実技試験ありIB入試なし募集要項:一般選抜のみ=共通テスト+実技試験+調査書)◎ 約53.6万円学科
募集
6
ランク外
横浜国立大学
横浜・国立
都市科学部建築学科。Y-GSA(大学院)は建築家教育で高評価一般選抜が基本(要項確認)◎ 約53.6万円学科・募集
7
ランク外
京都工芸繊維大学
京都・国立
デザイン系国立。KYOTO Design Labなど国際的な取り組み一般選抜が基本(要項確認)◎ 約53.6万円大学・募集
8
ランク外
慶應義塾大学 SFC
藤沢・私立
学際型(環境情報学部に建築デザイン系研究室)。⚠️ 建築士ルートは指定科目の確認必須✅ IB入試あり — ⚠️ 国内高校・インター出身のIB生限定・ディプロマ取得済みのみ(予測スコア不可)。AO入試が主力○ 約165万円学部
募集
9
ランク外
芝浦工業大学
東京・私立
建築学部として独立。実務・就職に強い。国際交流プログラムも充実IB入試対応(詳細要件は募集要項で確認)○ 約180万円学部
募集

※QSランクは「Architecture & Built Environment 2026」。(目安)は過去年のレンジからの推定。国立の学費は標準額(入学金28.2万円別)。私立は建築系学科の初年度目安。IB入試で入れる大学の全リスト(東北大・筑波大・岡山大など)は下の「🎓 IB入試で入れる建築系の大学」へ。

⏳ 何年通う必要があるか

大学学部大学院合計年数備考
東京大学4年修士2年(主流ルート)6年一級建築士の受験資格には実務経験も別途必要
Science Tokyo・京大等4年修士2年6年同上
早稲田・芝浦工大等(私立)4年修士2年(任意)4年〜6年学部卒でも二級建築士等の道はある
東京藝大4年修士2年(進学者多数)6年実技重視。大学院進学率が高い
💡 日本は「学部4年+修士2年=6年」が事実上の標準で、これは英・加・豪・NZの2階建て構造と同じ長さです。 一級建築士は学部卒でも受験資格が得られますが(実務経験要件あり)、大学院修了の方が実務経験年数の短縮など有利な扱いを受けます。

💡 海外と比べたときの位置づけ

✅ 日本のいいところ

  • 費用:国立6年間で約350万円 — 米国の1年分以下
  • ランク:東大17位はCornell(19位)より上
  • ポートフォリオ不要(藝大以外)— 学力試験で勝負
  • 一級建築士の受験資格に直結するカリキュラム
  • 奨学金・財団採用に落ちても計画が崩れない

⚠️ 気をつけること

  • 建築家ルートは学部4年+院2年=6年が事実上の標準(英3年・米5年より長い)
  • 授業は日本語中心 — 英語で建築を学ぶ経験は留学や交換で補う
  • 設計スタジオの比重は海外より小さめ(大学による)
  • 東大は入学後の「進学選択」で建築に行けない可能性もある

🧩 併願戦略のなかでの役割

日本の大学は「安全網」ではなく「対等な選択肢」として組み込めます。
・海外の合否や奨学金の結果が揃うのは → 日本の一般入試(2〜3月)と時期が近く、両にらみが可能
・総合型選抜(AO)は秋実施が多く、米国ED(11/1)と準備が重なる点だけ注意
・「東大・京大に受かったが、柳井財団採用でCornellへ」も「財団に落ちたので東大へ」もどちらも勝ちパターン

📚 入試方式ざっくり

方式時期ポイント
IB入試(国際バカロレア入試)9〜12月が中心IBのスコア+書類・面接で合否が決まる。共通テスト不要の大学が多い。詳細は下へ ↓
一般選抜(国立)共通テスト1月+2次2〜3月学力勝負。海外RD結果とほぼ同時期
一般選抜(私立)2月早稲田・芝浦など。複数日程で受けやすい
総合型・学校推薦型9〜12月SFC AOなど。課外活動・ポートフォリオ的な実績が活きる — 海外出願の準備と相性がいい
藝大(実技)2〜3月デッサン等の実技試験。専門の対策が必要

✏️ 実技入試の中身:藝大・横国・早稲田・多摩美・武蔵美

実技のある建築系入試は「実技の性格」が3タイプに分かれます。対策コース選びもここで決まります(2026年7月調査)。

大学方式学科試験実技試験の内容過去問・出題例
東京藝大 建築科一般のみ共通テスト(一次選抜)二次で2日間:1日目「空間構成」=文章と図で示された立体(曲面含む)を正確に想起・計算し、光と影を含めて描画/2日目「総合表現」=与えられた材料で実現可能な立体物を構想・制作公式入試サイト(2013年度以降DL可)/合格作品と評価ポイントH31実題PDF
横浜国立大 建築一般前期共テ+個別(数学・物理実技なし(純粋な学力入試)
総合型選抜自己推薦書1,000字実技あり:幾何的問題+スケッチ+与えられた材料での造形(「造形に関する思考力・表現力の検査」)。二次で面接建築学科公式・出題例公開中
早稲田 建築一般数学・理科・英語「空間表現」(120分・40/400点):「本来同時に存在しない2種類以上の対象を含む一つの空間を描く」=発想力+描写力。鉛筆デッサン+400字の説明文。画力だけでなくユーモア・アイデアも見られる建築学科公式FAQ(AO・一般)
創成AO書類・面接ドローイング試験(当日制作)
多摩美 建築・環境デザイン一般方式国語・英語(大学独自)鉛筆デッサン(静物・手など)過去問題・参考作品集
共テ方式共通テストのみ実技なし(併願しやすい枠)
武蔵美 建築学科一般方式国語・外国語専門試験=数学または鉛筆デッサンの選択(数学は数Ⅰ・A中心+建築学科独自問題)一般選抜ページ・募集要項
共テ方式共通テストのみ実技なし
💡 Marieの計画への示唆
早稲田「空間表現」と横国「総合型の実技」は、海外PF用に鍛える力(スケッチ・立体・発想)とほぼ同じ土俵3段リレー計画の塾フェーズ(デッサン基礎+立体構成)がそのまま対策になる、併願コスパの良い2校。
・藝大「空間構成」は実はMath AA+Physicsと親和的(曲面の想起・立体の計算)だが、専用対策に1〜2年かかるため本気で受けるなら藝大コース必須=海外出願との両立は厳しい。
・多摩美・武蔵美のデッサンは塾の基礎講習でカバー圏内。武蔵美は数学選択・共テ方式なら実技ゼロでも出せる
・⚠️ 時期の注意:国内入試は高3の秋〜2月でUCAS(10/15)・Cornell ED(11/1)・RD(1月)と重なる → 国内併願は実技が海外PFと重なる早稲田AO・横国総合型に絞るのが現実的。

🎓 IB入試で入れる建築系の大学

IBのスコアを使って(多くは共通テストなしで)出願できる建築系学科のある大学です。

大学建築系の学科IB入試主な要件・選抜方法
東北大学工学部 建築・社会環境工学科✅ 国際バカロレア入試フルディプロマ(予測スコアでの出願可・24点以上目安)+数学HL+日本語要件(Language A等)。書類+面接
筑波大学理工学群(建築デザイン関連)✅ 国際バカロレア特別入試数学HLが要件。書類+面接等 ※建築系の対象学類は要項で要確認
岡山大学工学部(都市環境・建築系コース)✅ 国際バカロレア選抜書類審査+面接。国立でIB選抜の定員が比較的多い
芝浦工業大学建築学部✅ IB入試対応建築学部として独立した私立。詳細要件は募集要項で確認
工学院大学建築学部✅ IB入試対応日本初の建築学部。まちづくり・建築デザイン・建築の3学科
早稲田大学創造理工学部 建築学科△ 早稲田建築AO(創成入試)IB専用ではないがIB生も出願可。ドローイング試験あり。IBの探究活動が自己アピールで活きる
慶應義塾大学 SFC環境情報学部(建築デザイン系研究室)✅ IB入試あり⚠️ 国内の高校・インター出身のIB生限定。予測スコア不可=ディプロマ取得済みのみ(=入学は取得後)
東京大学・京都大学工学部 建築学科❌ IB専用入試なし国内一条校のIB生は一般選抜(共通テスト+2次)での受験が基本。海外校出身者向けの特別選考は別途あり

※募集要項は毎年更新されます。出願前に必ず各大学の最新要項を確認してください。

📝 IB入試の出願条件まとめ(共通パターン)

ほぼ必須の条件

  • フルディプロマ(IBDP)の取得 — 取得見込み(予測スコア)で出願できる大学と、取得済みのみの大学がある(慶應SFCは取得済みのみ)
  • スコア基準:45点満点中 24点以上が最低ラインの目安。難関はそれ以上を実質要求
  • 理系学部は数学HL(東北大・筑波大など)— Math AA HLを取っておくと選択肢が最大化
  • 物理(HL/SL)を課す・評価する学科もある

あわせて確認すること

  • 日本語要件:授業が日本語のため、Language A 日本語(またはB)を求められることが多い
  • 出願時期は9〜12月が中心 — 米国ED(11/1)と重なるので準備の計画が大事
  • 試験セッションとの関係:5月試験→7月成績発表、11月試験→1月発表。どちらのスコアで出願できるかは大学により異なる
  • 選抜は書類+面接(+小論文)が typical。共通テスト不要が多い
💡 Marieの科目選択への示唆
Math AA HL+Physics+日本語A」の組み合わせなら、日本のIB入試(東北大・筑波大など)と海外出願(Cornell・UCLはIB 38〜40点目安)の両方に対応できる。日本のIB入試は秋実施なので、合格を確保してから海外の結果を待つ、という順番も組める。都立国際の開講科目を踏まえた具体プランは IB戦略ページ へ。
向いている人:費用リスクを最小にしたい/日本で建築士資格を取って働く見込みが高い/海外は大学院(M.Arch)からでもいいと考える
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