🧠 IB戦略

数学は Math AA HL に決定(2026年8月)— 都立国際IBコースで取れる科目から組んだ最適解

TOP › IB戦略

📚 都立国際IBコースで開講されている科目

グループ開講科目レベル
G1 言語と文学English A: Language & Literature / 日本語A: 文学SL・HL
G2 言語習得English B / Japanese BSL・HL
G3 個人と社会History(SL・HL)/ Economics(HLのみ)/ Geography(HLのみ
G4 理科Physics(SL・HL)/ Chemistry(HLのみ)/ Biology(SL・HL)
G5 数学Math AA(SL・HL)/ Math AI(HLのみ
G6 芸術Visual Artsの開講なし(G3/G4から2科目目で代替)

※HL3科目+SL3科目+コア(EE・TOK・CAS)。最新の開講状況は学校に要確認(年度により変わる可能性)。

✅ 決定:Math AA HL — 2026年8月確定

🎉 Marie本人の決断:数学は Math AA HL で行く。長く検討してきた選択肢のなかから、本人の中で決心がついたためこれを確定案とする
⚠️ 科目登録の正式確定は2027年4月(DP開始時)。それまでの高1後半は「AA HLで6以上を取り切る」ための先取り学習期間と位置づける。

📋 確定した科目構成

レベル科目役割
HL ①🎯 Math AA(G5)今回の決断。Waterloo・McGill・Cambridge・東北大の数学要件をすべて上位互換で満たす/入学後の微積の貯金+単位認定の可能性
HL ②English A: Language & Literature(G1)標準装備。米英の出願エッセイ・SAT Reading & Writing の土台
HL ③Geography(G3)得点源+都市・空間テーマがPF・EE・志望理由に直結
SL ①日本語A: 文学(G1)母語。⚠️HL枠をAAに使うためSLへ=得点源を1つ手放すバイリンガルディプロマはSLでも維持可
SL ②Physics(G4)Waterlooの物理要件を充足(SLで可・公式確認済み)。建築で使う力学はSL/HL共通コア
SL ③History(G3)G6芸術がないための2科目目

⚠️ G6(芸術)は都立国際に開講がないため、G3/G4から2科目目を取る構成になる。ポートフォリオは校外制作が前提(→ 🎨 ポートフォリオ)。

📏 引き受ける負荷:AA HLはどれくらい重いか(実感値)

ひとことで言うと「日本の高校の理系数学(数IIIまで)を、英語で、2年間に圧縮して、定期試験ではなく世界共通試験で6〜7を狙う」イメージ。IB全科目の中でも最重量級の一つ。

AA SL(見送った案)✅ AA HL(確定)
授業時間約150時間/2年約240時間/2年(週6〜7コマ相当)
日本の課程でいうと数I・A+数II・B+微積の入門数IIIまでほぼ全部+α(複素数平面・ベクトル・帰納法による証明・微分方程式の入口など一部は大学教養レベル)
試験Paper 1・2(計3時間)Paper 1・2・3(計5時間)。Paper 3はHL専用で、初見の題材を誘導つきで解き進める長文問題
問われる質解き方を身につける証明する・初見の問題に理論を応用する(国立二次の標準〜やや難に近い頭の使い方を英語で)

🧭 「文系3HLはアピールが弱い」は本当か → ゾーンで答えが違った

Marieが最初に出した問題提起。この直感が正しかったのはCambridgeと東北大の側で、そこが決め手になった。

🎯 志望校が求めるIB要件(公式に記載のあるもの)

大学スコア目安科目要件・注意点
McGill(本命)🇨🇦合格圏は高め(成績+PF)✅ 公式IB要件ページ確認済み:数学=AA HL / AA SL / AI HL のいずれか(AI SLのみ不可)。理科の指定なし
Waterloo(本命)🇨🇦総合32点(+PF・面接)✅ 公式確認済み:Math AA(SL/HL可・AI不可)+Physics(HL推奨・SL可)・各4点以上
Cambridge(挑戦)🇬🇧41〜42点・HL 7-7-6数学が事実上必須級。図形・空間の入試あり・12月面接
UCL Bartlett(挑戦)🇬🇧HL 3科目の合計17点・各HL 5以上総合点ではなくHL合計で判定。科目指定なし・PF+面接重視
Edinburgh🇬🇧34点(HL 6-5-5)〜37点(HL 6-6-6)⚠️ 芸術的能力の証明(VA等)を通常要求 — 都立国際はVAがないため、代替(PF等)を認めるか要問合せ
Sheffield🇬🇧33〜36点財団対象外のため優先度低め
Bath🇬🇧36点・HL 6-6-6(HLに数学/物理がない場合はSL Math AA または SL Physics で7✅ 2026年7月・公式確認:HL数学/物理は必須ではなく、SL Math AA または SL Physics で7があれば可。🆕 Math AA HL 確定により、HL枠で数学を直接充足=「SLで7」の綱渡りが不要になった
Curtin(本命)🇦🇺最低24点(大学全体の基準)ハードルが低く「本命の安全校」として機能。英語要件と科目前提を満たすこと
WarsawBME(保険)🇵🇱🇭🇺—(独自試験)数学・物理の学科試験で判定
筑波大 芸術専門学群(建築デザイン)(保険)🇯🇵24以上(予測スコア可)✅ 2026年7月・公式要項確認:選抜は書類+面接口述+実技検査数学HLの科目指定なし(実技=PF・描画力・芸術的資質で勝負)+日本語要件
東北大 IB入試(工学部)(保険)🇯🇵24以上(予測スコア可)数学HL要件の可能性(要・個別確認)+日本語要件(Language A等)

📖 まず基礎知識:SL/HL・Math AA/AI・Physicsの違い

SLとHLの違い=「授業時間と深さ」

SL(Standard Level)

2年間で約150時間。基礎〜標準レベル。

イメージ:日本の高校の「その科目をふつうに履修する」感覚

HL(Higher Level)

2年間で約240時間。同じ科目をより深く・広く。試験も長くて難しい。

イメージ:「その科目を大学の入門レベルまで先取りする」感覚。大学はHLの科目を「本気で勉強した証拠」として見る

Math AAとMath AIの違い=「純粋数学か、応用数学か」

Math AA(Analysis & Approaches)Math AI(Applications & Interpretation)
ひとことで「数学そのもの」を学ぶ(解析・証明)「数学の使い方」を学ぶ(統計・モデル化)
中心となる内容微分積分・関数・証明。紙とペンで解く力を鍛える統計・データ分析・グラフ電卓を多用。現実の問題への応用
日本の高校でいうと数II・数III系(理系数学)に近いデータの分析・統計を厚くしたイメージ
向いている進路建築・工学・物理・数学経済・心理・社会科学・ビジネス
大学からの扱い工学系(=建築)はAAを要求・推奨するのが世界標準⚠️ McGillは「AI SLは不可」と明言。AI HLは可(IB要件ページ確認済み)だが、WaterlooはAI自体を受理しない。→ 🆕 建築の王道である AA を HL で取ることに決定

💡 覚え方:AA=Architect御用達(微積で構造を扱う)/AI=Analyst向き(データを扱う)

🗓️ 都立国際=11月セッションのタイムライン

時期IBイベント出願との関係
🆕 2026年9月〜2027年3月(高1)AA HLに向けた先取り期間🔴 数II範囲(微分の入口・三角関数)の先取り+英語の数学用語に慣れる。ここでの手応えが決断の答え合わせになる
2027年4月〜(高2)DP開始・🆕科目登録の正式確定(Math AA HL)ポートフォリオ制作(週5h)との両立が始まる。CASの設計を建築寄りに。⚠️AA HLで時間割が成立するか学校に最終確認
2028年前半(高3)IA・EEの山場EEを建築系テーマにすれば出願エッセイ・面接の武器になる(例:都市空間・持続可能デザイン)
2028年 夏〜秋予測スコア(Predicted Grades)確定UCAS(10/15)・Cornell ED(11/1)・東北大IB入試は予測スコアで出願 — 高3前半の成績が実質の勝負
2028年11月🎓 DP最終試験⚠️ Cornell ED(11/1)・Cambridge面接(12月)と同じ季節 — カレンダーの「渋滞」の正体。出願物は10月中に完成必須
2029年1月上旬最終スコア発表米国RD・カナダ出願・慶應SFC IB入試(取得済みスコア必須)に間に合う
← ポートフォリオ計画 次:📅 マスターカレンダー →