🧠 IB戦略

都立国際IBコースで取れる科目から、志望校への最適解を組む

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📚 都立国際IBコースで開講されている科目

グループ開講科目レベル
G1 言語と文学English A: Language & Literature / 日本語A: 文学SL・HL
G2 言語習得English B / Japanese BSL・HL
G3 個人と社会History(SL・HL)/ Economics(HLのみ)/ Geography(HLのみ
G4 理科Physics(SL・HL)/ Chemistry(HLのみ)/ Biology(SL・HL)
G5 数学Math AA(SL・HL)/ Math AI(HLのみ
G6 芸術Visual Artsの開講なし(G3/G4から2科目目で代替)

※HL3科目+SL3科目+コア(EE・TOK・CAS)。最新の開講状況は学校に要確認(年度により変わる可能性)。

⚠️ 最重要の発見:Visual Artsが取れない
建築志望のIB生の定番「VAの授業時間=ポートフォリオ制作」が使えません。つまりポートフォリオは100%学校の外で作ることになります。 → Architecture Prepへの投資の必要性がさらに上がる/CAS(創造・活動・奉仕)の「創造」枠をスケッチ・模型制作に充てるのが公式カリキュラム内でできる唯一の代替策です。

🎯 結論:候補はA・B・Cの3案(2026年7月)

候補は🅰️プランA(選択肢最大)・🅱️プランB(スコア最大)・🅲プランC(AI HL・条件付き)・🅳プランD(本人第一希望・物理HL型)の4案。 削除済み=旧プラン1(3重HL:どの志望校もPhysics HLを要求していないのに最重量)。 ※旧プラン5は一度削除したが、2026年7月に本人の第一希望案として「プランD」に復活 — 下の分析を読んだ上で判断する。

🅰️ プランA:選択肢最大型

HL:English A (L&L) / Math AA / Geography
SL:Physics / 日本語A文学 / History

  • 数学HLが「全部の鍵」:McGill(柳井対象・HL必須)・Waterloo・東北大/筑波IB入試・Bathがすべて残る=消える大学なし
  • ✅ 重いHLは実質Math AAのみ(English A HLは標準装備・Geo HLは得点源)。Physics SLは数学HL勢には軽い
  • ✅ バイリンガル・ディプロマ✅/Geo HL=都市・空間テーマがPFの素材に
  • ⚠️ 前提:①秋の試し解きで「Math AA HLで戦える」こと ②McGillの理科がSLで足りること(確認中)

🅱️ プランB:スコア最大化型

HL:English A (L&L) / 日本語A文学Geography
SL:Math AAPhysics / History

  • 予測スコア40+の期待値は全プラン最大(日本語A HL=母語の得点源+Geo HL=得点源)。柳井・笹川のハイスコア要求と好相性
  • ✅ Math AA SL+Physics SLは整合的なペア(ミスマッチなし)。バイリンガル・ディプロマ✅
  • UCL特化の戦い方:科目指定なし・HL17点は余裕 → 浮いた時間をPFへ
  • ❌ McGill・Waterloo・東北大/筑波(数学HL必須)とBath(Math/Physics HL系指定・要確認)が消え、Cambridgeも実質厳しく。米国は総合審査で出せるがrigor(科目の骨太さ)を問われる可能性 — エッセイとPFで補う前提

🅲 プランC:AI HL中間型(❓ 条件付き・McGill回答待ち)

HL:English A (L&L) / Math AI / Geography
SL:Physics / 日本語A文学 / History

  • 構造=🅰️のMath AAをAI HLに差し替えた版。都立国際でAIはHLのみ開講なので時間割上は成立する
  • ✅ 数学が「HL」なので、McGill・東北大等が復活する可能性がある — ただし「数学HL」がAI HLを含むかは未確認(確認済みは「AI SL不可」まで)
  • ⚠️ 負荷はAA HLより明確に軽いが「軽い科目」ではない(AA SLと同等以上・統計とIAの作業量あり)
  • ⚠️ 「AI HLならハイスコア」は誤解:世界統計で7の出現率はAA HL(約10%)より低い(約5〜6%)。スコアの当てにはならない
  • ⚠️ 物理との相性・入学後の微積分の貯金はAAに劣る(McGill工学部のCalculus 1・2で苦労する可能性)
  • 🎯 採用条件:McGill等が「AI HL可」と回答し、かつ秋の試し解きでAA HLが厳しかった場合のみ — 「McGillを捨てずに済む敗者復活案」。AA HL限定の回答なら不採用(🅱️に対する優位が消える)

🅳 プランD:本人第一希望案(2026年7月・物理HL型)

HL:English A / Geography / Physics
SL:Math AA / 日本語A / History

  • ✅ 強み:英A HL(PS・エッセイ・面接に直結)+地理HL(都市テーマ・UCL都市計画併願との相乗り)+数学SLでPF時間を最大化。米英豪NZ・NUS・欧州はすべて出願可
  • Math AA SLのためMcGill(本命第一候補・柳井指定)が確定で消える+東北大・筑波IB入試も消える=プランBと同じ喪失
  • ⚠️ Waterlooも危険水域:建築は工学部所属で数学要件がAA SLで足りるか未確認 — 不可ならカナダ全滅
  • ⚠️ 物理HL×数学SLは効率の悪いペア:物理HLの中で結局HL級の数学を使うため「数学を軽くした分」が物理で戻ってくる。しかも志望校に物理HLを要求する学校はない(Bathの指定は要確認) — 同じ負荷を払うならHLは数学に置く方が得(=🅰️プランA)
  • 💡 カウンセラーの推奨:この案に心が動くなら、まず🅰️(Math AA HL+Physics SL)との入れ替えを検討 — McGill・Waterloo・国内IB入試を全部残したまま、負荷の差は見た目より小さい。それでもDを選ぶ=「米英実技勝負に軸足を移す」という志望校戦略の変更であり、科目の問題ではない
⚖️ 🅳(本人希望)vs 🅰️(入れ替え案)の直接比較:
・McGill/Waterloo/東北大・筑波IB入試:🅳 ❌〜⚠️ / 🅰️ ✅ 全部残る
・学習効率:🅳 物理HLが数学SLと噛み合わずロスあり / 🅰️ HLは数学に一本化・物理SLは軽い
・米英出願:🅳 ✅ / 🅰️ ✅(Cornell・Cambridgeには数学HLがむしろ好印象)
・PF時間:🅳 やや多い / 🅰️ AA HL次第(秋の試し解きで判定)
確定前の必須確認2点:①McGillへ「Math AA SL不可か」も含めて確認 ②Waterlooの数学要件(AA SL可否)。Waterlooが「AA SL可」なら🅳の被害はMcGillのみに限定される。

数学をSLにした場合(プランB):何が死んで何が残るか

内訳
❌ 死ぬMcGill(本命第一候補・柳井対象)=数学HL必須のため確定でアウトWaterloo(微積分重視・IBでMath HLの可能性高=要確認)/東北大・筑波大IB入試(国内保険・数学HL要件)
✅ 残るUCL・Cambridge・Edinburgh・Sheffield・Bath(英国全部)※Bathの科目指定は要再確認/Cornell・Rice・Cooper(総合審査)/豪NZ全部/欧州全部(独自試験)/早稲田AO・SFC等の国内私立
📜 検討の経緯(2026年7月):旧プラン1(3重HL)は最重量のため削除。旧プラン5(=現🅳プランD)は「物理HL×数学SLの装備不足」で一度削除したが、本人の第一希望として復活・再検討中。下の比較表のA・B・Cに加え、🅳は「🅱️の喪失(McGill等)+物理HLの負荷」を併せ持つ構成である点に注意。
🅰️ プランA:選択肢最大型🅲 プランC:AI HL中間型(条件付き)🅱️ プランB:スコア最大化型
数学Math AA HLMath AI HLMath AA SL
負荷重(AA HLが柱)最軽(人文3HL)
スコア期待値○(AA HL 7率≈10%)△(AI HL 7率≈5〜6%)◎(全案最大)
McGill・国内国立✅ 確実❓ 「数学HL=AI HL可」の回答次第❌ 消える
入学後の貯金(工学系)◎ 微積が1年次と直結△ 微積が浅い✗(デザイン系なら問題なし)
本命の想定McGill(柳井)+カナダAA HLが厳しい場合のMcGill敗者復活UCL(柳井・笹川)本命化
共通HL: English A・Geography(得点源+都市テーマ)/Physics SL/バイリンガル・ディプロマ✅/豪NZ・欧州・HKU・早稲田AO✅
最終判断のフローチャート(12月の登録前に):
Marieの数学AA HL試し解き(秋):「7〜6を取りにいける」→ 🅰️が本線。厳しい → ②へ
McGillの回答(同じメールで3点確認:Physics SLで理科要件を満たすか/理科は何科目必要か/Math AI HLは数学要件として認められるか):AI HL可 → 🅲が敗者復活。AA HL限定 → ③へ
本人の本命感:「柳井が使えるMcGill」と「柳井が使えるUCL」のどちらに心が動くか — どちらも財団指定校で資金は成立する。McGill=北米両国の資格+数学HLの苦労 vs UCL=世界1位の建築教育+ロンドン生活費リスク。UCLなら🅱️(スコア最大)か🅳(本人希望・物理HL)— ただし🅳は物理HLの負荷でMcGillが戻らないため、UCL本命化なら🅱️の方が合理的
Waterlooの数学要件(AA SL可否)の回答:🅳・🅱️を選ぶ場合の「カナダが1校残るか」の分岐
※揃うまで並走。変更不可・一発勝負の登録なので「なんとなく軽いほう」では決めないこと。
📜 (経緯メモ)McGillの要件確認でプラン1が一度本線になった後、2026年7月に上の2択へ更新されました。以下はMcGill要件の記録として保持:
McGill B.Sc.(Arch)の前提は「数学(HL必須)+Physics+追加の理科1科目(選択可)」— Chemistry固定ではないため、 Biology SL等が「追加の理科」として使える見込みです(🅰️🅱️はHistory SL構成のため、McGillが理科2科目を求める場合はHistory→Biologyへの入替も検討)。 残る確認は1点だけ:理科のレベル(Physics/追加理科はSLで足りるか、HLが必要か)McGillのIB要件ページと admissions へのメールで12月前に確定させる。 この回答がSL可なら、🅰️プランA(Math AA HL・物理SL)が成立する

🎯 志望校が求めるIB要件(目安)

大学スコア目安科目要件
Cornell(挑戦・ED)40前後〜数学・理科が強いと有利。ポートフォリオ+エッセイ比重大
Cambridge(挑戦)41〜42(HL 7-7-6)※合格者の多くは43+数学が事実上必須級+入試で図形・空間試験。12月面接
UCL Bartlett(挑戦)HL 3科目の合計17(各HL 5以上)特定科目指定なし(ポートフォリオ+面接重視)。UCLは総合点でなくHL合計で判定
McGill(本命・第一候補)合格圏は高め(成績+PF)✅ 確認済み:数学(HL必須・Math AA HL可、AI SLは不可)+Physics+理科もう1科目(選択可)。Chemistry固定ではない
Waterloo(本命)高め+PF・面接数学・物理推奨(Architectural Engineering系)
Curtin・NZ勢(本命)24〜30程度緩やか。数学があれば安心
WarsawBME(保険)—(独自試験)数学・物理の学科試験 → Math HL+Physicsがそのまま対策になる
東北大・筑波大 IB入試(保険)24以上(予測スコア可)Math HL必須+日本語要件(Language A等)

🇬🇧🇦🇺 英・豪 各校のIB要件 早見表

大学IB要件(2026年入学の実績)科目・注意点
Cambridge🇬🇧41〜42点・HL 7-7-6(合格者の多くは43点以上)数学が事実上必須級。図形・空間の入試あり
UCL Bartlett🇬🇧HL 3科目の合計17点・各HL 5以上総合点ではなくHL合計で判定する新方式。科目指定なし・PF+面接重視
Edinburgh🇬🇧34点(HL 6-5-5)〜37点(HL 6-6-6)⚠️ 芸術的能力の証明(VA等)を通常要求 — 都立国際はVAがないため、代替(ポートフォリオ等)を認めるか要問合せ
Sheffield🇬🇧33〜36点程度財団対象外のため優先度低め
Bath🇬🇧36点・HL 7-6-6(Physics 6 または Math HL含む)Math AA HL+Physics HLのプランと好相性
Curtin(本命)🇦🇺最低24点(大学全体の基準)ハードルが低く「本命の安全校」として機能。英語要件と科目前提を満たすこと
RMIT🇦🇺27点程度費用条件で優先度低め(参考)
UNSW🇦🇺公式の換算表で年度ごとに公表(要確認コースページの「2026 IB Diploma」欄で最新値を確認
Sydney・QUT・Adelaide🇦🇺要確認(ATAR換算・年度公表)各コースページのInternational向け換算表を参照
💡 読み方:豪州は24〜30点程度で届く一方、英国トップはCambridge 41+/UCL HL17(≒総合38前後の学力)と別世界。 「豪州=IBスコアの保険」「英国=予測スコアが伸びたときの挑戦」という使い分けができる。 Bath(36点・Physics/Math指定)は推奨科目プランとの相性がよく、財団対象外だがUCASの5枠の埋め草候補になる。

📖 まず基礎知識:SL/HL・Math AA/AI・Physicsの違い

SLとHLの違い=「授業時間と深さ」

SL(Standard Level)

2年間で約150時間。基礎〜標準レベル。

イメージ:日本の高校の「その科目をふつうに履修する」感覚

HL(Higher Level)

2年間で約240時間。同じ科目をより深く・広く。試験も長くて難しい。

イメージ:「その科目を大学の入門レベルまで先取りする」感覚。大学はHLの科目を「本気で勉強した証拠」として見る

Math AAとMath AIの違い=「純粋数学か、応用数学か」

Math AA(Analysis & Approaches)Math AI(Applications & Interpretation)
ひとことで「数学そのもの」を学ぶ(解析・証明)「数学の使い方」を学ぶ(統計・モデル化)
中心となる内容微分積分・関数・証明。紙とペンで解く力を鍛える統計・データ分析・グラフ電卓を多用。現実の問題への応用
日本の高校でいうと数II・数III系(理系数学)に近いデータの分析・統計を厚くしたイメージ
向いている進路建築・工学・物理・数学経済・心理・社会科学・ビジネス
大学からの扱い工学系(=建築)はAAを要求・推奨するのが世界標準⚠️ McGillは「AI SLは不可」と明言。AI HLの可否は未確認(🅲案の成立条件 — 確認メールの質問に含める)。建築ならAAが王道

💡 覚え方:AA=Architect御用達(微積で構造を扱う)/AI=Analyst向き(データを扱う)

Physics SLとHLの違い

📊 IBで点を取りやすい科目・取りにくい科目

世界全体の平均グレード(7点満点)のおおよその傾向です。「取りやすい=ラク」ではなく、採点分布として高得点が出やすいかの話であることに注意。

科目(Marieの候補)世界平均の目安傾向
日本語A 文学(母語)高い(5点台)母語話者にとって最大の得点源。6〜7を狙いに行く科目
English A L&L中〜やや高(4点台後半〜5)非ネイティブには努力科目。ただしHLで5〜6を取れれば米英出願で強力な証明に
Math AA HL中(4点台後半)受験者層が強いのに平均は健闘=グレード境界が比較的やさしい。数学が得意なら6〜7も現実的
Physics HL中(4点台後半)Math AAと相乗効果あり。計算型なので対策が効く
Physics SL/Biology SLやや低(4点前後)⚠️ 意外な落とし穴:SL理科は世界平均が低め(暗記量の割に7が出にくい)。Biology SLは「要件充足」と割り切る
History SL/HLやや低(4点台前半〜中)エッセイ採点が厳しく7が最も出にくい系統。5を確保する科目と考える
Chemistry HL中(4点台)負荷大。要件上不要なら取る理由が薄い

※IBOの統計速報(May session)の傾向に基づく概算。年により変動します。

💡 スコアの組み立てシミュレーション(現役2案)

🅰️ プランA:Geo HL 6〜7+日本語A SL 6〜7(得点源)+Math AA HL 5〜7(勝負)+English A HL 5〜6+Physics SL 5〜6+History SL 5+コア2〜3 → 34〜41点
🅱️ プランB:日本語A HL 6〜7+Geo HL 6〜7(得点源×2)+English A HL 5〜6+Math AA SL 5〜6+Physics SL 5〜6+History SL 5+コア2〜3 → 36〜41点(期待値は最大)

どちらも下振れしてもCurtin・NZ・国内私立AO(24〜30点台)は余裕で確保し、上振れ(38〜40+)すればUCL(HL17)・Cornell・財団の土俵に乗る。 違いは「Math AA HLで勝負するか(🅰️=選択肢最大)、母語HLで稼ぐか(🅱️=期待値最大)」。🅲(AI HL)は期待値が読みにくい(7率5〜6%)ためスコア面では🅱️に劣る。

🧭 12月の科目決定:科目別の判断材料

2026年12月の科目登録で実際に迷う枠は2つだけ(数学のレベルと、それに連動する日本語AのHL/SL)。残りは3案共通で確定しています。

科目判定理由・メモ
Math AA:HLかSLか🔴 2択の分岐点そのものHL=🅰️(McGill・Waterloo・東北大/筑波・Bathが残る)/SL=🅱️(消える代わりにスコアとPF時間)。AI HL(🅲)はMcGillの回答待ち
日本語A:SLかHLか🟠 数学と連動🅰️ならSL(HL枠を数学に使う)/🅱️ならHL(母語の得点源に昇格)。どちらでもバイリンガル・ディプロマは成立
English A (L&L) HL🟢 確定(全案共通)米英出願の英語力証明+UCLのHL17点構成に寄与
Geography HL🟢 確定(全案共通)得点源+都市・空間テーマがEE・PF・面接の素材に。都立国際はHLのみ開講なのでこの置き方しかない
Physics SL🟢 確定(全案共通)どの志望校もPhysics HLを要求しない(Bathを除く・🅱️では対象外)。建築で使う力学はSL/HL共通コアに含まれる
History SL🟢 確定(全案共通)SLで取れるG3が実質Historyだけ(Econ・GeoはHLのみ)。建築史・都市史はEEの素材に
Biology SL⚪ 予備カードMcGillが「理科2科目」を求める場合のみ、🅰️でHistory→Biologyへの入替を検討
Chemistry HL⚪ 不要要件上不要。取るなら他のHLを諦めることになり割に合わない
🚨 確定情報:都立国際では科目登録後の変更はNG(2026年7月確認)。
「DP開始後に厳しければレベル変更」という撤退線は使えません。12月の選択が2年間そのまま確定します。したがって:

12月までの確認タスク(この順で)

🏫 入学後の視点:大学の授業でHLはどこまで必要か

科目レベルは入試要件だけでなく「入学後についていけるか」でも選ぶべき。建築学科で実際に使うのは構造力学(力のつり合い・モーメント)と環境工学の基礎計算で、学校のタイプで要求水準が大きく違います。

学校タイプ数学・物理の重さHLの価値
工学部系(McGill・Waterloo・TMU・BME・Milano・Warsaw)本物の微積分+力学が1年次必修(McGillは工学部所属でCalculus 1・2を履修)Math AA HLがそのまま貯金に。HLの微積・ベクトルが1年次授業と直結
デザイン系(UCL・豪NZの3年制)数学の独立科目はほぼなし。構造は概念中心SLでも困らない
Cambridge例外的に構造理論が本格的(数学的な構造教育で有名)AA HLが効く
米国B.Arch(Cornell等)構造・環境の必修はあるが微積分は入門レベルまでAA SLでも可、HLなら余裕

Math AA HL → 入学後も明確にYES

  • 内容が直結:AA HLの微積・ベクトル=工学部系建築の1年次数学とほぼ同範囲。「大学1年の数学は復習」になる
  • 単位認定:カナダ・米国ではHLで5以上→大学の単位として認定(Advanced Standing)されることが多く、1年次の負荷を減らしてスタジオに時間を回せる。SLは通常対象外

Physics → HLの上積みは効きにくい

  • 建築で使う力学(Mechanics)はSLとHLの共通コアに含まれる
  • HLで追加される単元(量子・場の理論など)は建築ではほぼ使わない
  • 「SLをしっかり理解」の方が「HLで苦しんで低得点」より価値が高い。HLは工学部系での1年目が楽になる「快適さの差」に留まる
💡 プラン選びへの反映:Math AA HLは入試でも入学後でも最重要=不動。 Physicsは入試要件(McGillのSL可否・確認中)さえクリアすれば入学後の観点からもSLで実害なし — 物理SL(🅰️🅱️共通)は入学後の視点からも十分 — 数学AA HL(🅰️)ならMcGill・Waterloo・BMEでの1年目を楽にする貯金になる。

⚖️ よくある誘惑:「Math AI+物理回避でハイスコア」はアリか?

結論:ナシ。Math AAは死守し、物理は「捨てる」のではなく「SLに下げる」(=🅰️プランAの形)で対応する。

米英はIBの科目指定がないため、「苦手な物理を外し、数学をAIにして総合点を稼ぎ、柳井・笹川に有利にする」という発想が出てきます。しかしこの取引は成立しません:

論点検証結果
① AIにすれば点が上がる?幻想。IB世界統計ではAI HLの7の出現率(約5〜6%)はAA HL(約10%)より低い。都立国際で取れるのはAI HLのみで、統計・IA中心のAI HLは決して楽ではない。※ただし「数学HLとしてMcGill等に認められるか」次第で🅲(条件付き保留案)にはなり得る — 上のプラン欄参照
② 物理を外すと何が起きる?McGill(Physics必須と確認済み)とWaterlooが消える=本命ゾーンの上位2校が消滅。Bath(Physics 6指定)、BME・Milanoの物理試験対策も失う。米英(挑戦ゾーン)は財団という「宝くじ」依存の枠 — その当選確率をわずかに上げるために、外れた場合の受け皿を捨てるのは期待値として損
③ 柳井・笹川はハイスコア必須では?△ ハイスコアは有利だが、選考は学校推薦+エッセイ+面接+人物の総合評価。40点(AI+生物)と38点(AA+物理)の2点差より、模擬国連・ポートフォリオ・トビタテ探究の「物語」の方が差がつく。むしろ「建築志望なのに数学と物理から逃げた」と見える科目構成の方が面接でリスク
④ ではハイスコアはどう狙う?HLの配置換えで両立:物理をSLに下げる(🅰️プランA)か、さらに数学もSLにして日本語A HLを立てる(🅱️プランB)— スコア期待値と挑戦の幅のバランスで選ぶ

🗓️ 都立国際=11月セッションのタイムライン

時期IBイベント出願との関係
2027年4月〜(高2)DP開始ポートフォリオ制作(週5h)との両立が始まる。CASの設計を建築寄りに
2028年前半(高3)IA・EEの山場EEを建築系テーマにすれば出願エッセイ・面接の武器になる(例:都市空間・持続可能デザイン)
2028年 夏〜秋予測スコア(Predicted Grades)確定UCAS(10/15)・Cornell ED(11/1)・東北大IB入試は予測スコアで出願 — 高3前半の成績が実質の勝負
2028年11月🎓 DP最終試験⚠️ Cornell ED(11/1)・Cambridge面接(12月)と同じ季節 — カレンダーの「渋滞」の正体。出願物は10月中に完成必須
2029年1月上旬最終スコア発表米国RD・カナダ出願・慶應SFC IB入試(取得済みスコア必須)に間に合う

📝 コア(EE・TOK・CAS)の建築活用

✅ いますぐやること(科目登録前)

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